2020年版アフリカ経済見通し補足資料に関するウェビナーの開催(結果)


9月14日、アフリカ開発銀行アジア代表事務所及びマクロ経済政策予測・研究局は、アジアの視聴者向けに2020年版アフリカ経済見通し補足資料(African Economic Outlook 2020 Supplement)に関するウェビナーを開催し、日本、中国、インド、韓国及びアフリカ諸国等から350名を超す参加を得ました。

アフリカ開発銀行のシェリフ副総裁(地域開発・地域統合・ビジネスデリバリー担当)は、アフリカにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響は国ごとに大きく異なっているため汎用的な解決策がないことを指摘し、アフリカ経済見通し(AEO)はアフリカ諸国が支援と専門的知見を必要としていることを提起しており、本日のウェビナーではアフリカがパンデミックから回復するためにどのような施策を必要としているかについて、アジアの視点から議論を深める機会であると挨拶しました。

当行マクロ経済政策予測・研究局のチュク・マネージャー代理は、2020年のアフリカの経済成長はCOVID-19パンデミックによりマイナス3.4%となるものの、2021年にはプラス3%の成長が見込まれるとの経済予測を紹介し、その根拠として活発で巨大な若年消費市場、アフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)の始動、低コストの労働力によるグローバル・バリューチェーンへの参入、ビジネス環境の改善等を挙げました。

アジア開発銀行研究所(ADBI)の園部所長は、アジアの開発途上国の経済成長予測及びCOVID-19への対応策をアフリカと比較しつつ説明し、将来、世界の供給センター及び消費市場は南アジアからアフリカへシフトするとの見方を提示しました。また、アジアの企業家にとってアフリカは遠い場所ではなく、有能で信頼に足る若い起業家や官僚が豊富にいる人材の宝庫であると指摘しました。

 

【資料】
● アフリカ経済見通し補足資料に関する講演資料
● アジア開発銀行研究所 園部所長の講演資料

 

【アフリカ経済見通しの補足資料】
● 2020年版アフリカ経済見通し補足文書ハイライト(日本語)
● 2020年版アフリカ経済見通し補足文書ハイライト(中国語)   
● 2020年版アフリカ経済見通し補足文書ハイライト(韓国語)
● 2020年版アフリカ経済見通し補足文書(英語)
● 2020年版アフリカ経済見通し補足文書(仏語)

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