アフリカ開発銀行、「ライト・アップ・アンド・パワー・アフリカ・ボンド」を発行


アフリカ開発銀行 (AfDB) は、弊行として初となる「ライト・アップ・アンド・パワー・アフリカ・ボンド」を発行し、発行額全額の 7億3,300万スウェーデンクローナ(約100億円)を第一生命保険株式会社へ販売しました。

「ライト・アップ・アンド・パワー・アフリカ(アフリカの電化)」は、AfDBが最優先に開発を進める5分野「ハイファイブ (High 5s)」のひとつで、アフリカのエネルギー潜在性を実現しエネルギー不足の解消を目指すものです。

現在アフリカでは、6億4,500万人以上がエネルギーへのアクセスを有していません。電力へのアクセスを有する人の割合は僅か40%超と世界で最も低い水準で、それが貧困削減の足かせとなっています。エネルギーへのアクセスは、医療・教育の向上、事業コストの削減、経済潜在性の解放、雇用創出に不可欠です。しかし、90%以上のアフリカの小学校は電力を欠き、毎年60万人以上がクリーンな調理エネルギーの欠如[1]から命を落としています。エネルギーへのアクセスが十分でないために、病院や救急サービスのオペレーションが妨げられ、教育に支障が生じ、事業コストが押し上げられています。

エネルギーへのアクセスは、都市部でも農村部でも、性別や年齢を問わず、人々に機会を提供し、インクルーシブな成長を促します。AfDBは、「アフリカの電化」に最優先分野のひとつとして取り組むなかで、クリーンで再生可能なエネルギーソリューションに重点を置き、2025年までに電力へのユニバーサルアクセスを実現することを目指しています。そのために、160GWの発電容量の追加、1億3,000万件の新規オングリッド接続と7,500万件の新規オフグリッド接続の実現、1億5,000万人へのクリーンな調理ソリューションの提供を行います。

こうした取り組みの一環として実施しているのが、ケニアにて電力アクセスを提供するエネルギープログラム「Kenya’s Last Mile Connectivity Program II」で、これは、低所得層や零細企業を中心とする150万人へ電力を提供し、生活水準向上と経済成長支援を図るものです。

AfDBのハサトウ・ンセレ金融担当副総裁代行兼財務局長は、次のように述べています。「私たちの使命は、アフリカの持続可能な開発であり、『ライト・アップ・アンド・パワー・アフリカ』は、AfDBの5つの優先分野(「Feed Africa」、「Light up and Power Africa」、「Industrialize Africa」、「Integrate Africa」、「Improve the quality of life for the people of Africa」)の一つです。私たちは、「ライト・アップ・アンド・パワー・アフリカ」ボンドに対する第一生命の関心と投資に感謝しています。第一生命による今回の投資は、クリーンで再生可能なエネルギー・ソリューションを促進することに重点を置いている、2025年までに普遍的な電力アクセスを達成するという私たちの目標に貢献するものです。」

AfDBは、その貸付基準を順守し、本債券発行による利益の可能な限り全額を戦略的に「ライト・アップ・アンド・パワー・アフリカ(アフリカの電化)」を戦略的に推進するプロジェクトに振り向けます。債券の利益は、AfDBの通常資本に組み入れた後、AfDBの設立協定に基づいて一般事業に活用します。

本テーマ債はドイツ証券株式会社を単独主幹事とし、私募形式にて第一生命に販売されたものです。

 

本債券の概要

発行体:        アフリカ開発銀行 (AAA/AAA/Aaa)

発行額:        7億3,300万スウェーデンクローナ(約100億円)

償還期間:    10年

決済日:        2017年9月21日

償還日:        2027年9月21日

単独主幹事:            ドイツ証券株式会社

 

[1] アフリカでは調理のための薪の煙により、COPD(慢性閉塞性肺疾患)を罹患して健康を害する例が報告されています。

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