アフリカ開発銀行のT20日本2019キックオフ会合への参加

T20日本2019主要関係者(前列中央:河野外務大臣、後列右端:カプール当行南部アフリカ地域総局長、その他アドバイザー、各タスクフォース議長など)

 

  12月4~5日、アフリカ開発銀行は、東京で開催されたT20日本2019キックオフ会合に参加しました。T20は、Think 20と呼ばれており、主にG20諸国とそれに関連するシンクタンクや研究機関等から構成されています。T20は、G20に対し研究や分析に基づいた政策提言を行うことを目的としており、アフリカ開発銀行も重要な役割を担っています。今般の会合の中で、タスクフォースの一つである「アフリカとの協力」において共同議長を務めるカピル・カプール(Dr. Kapil Kapoor)アフリカ開発銀行南部アフリカ地域総局長は、財務・債務持続可能性及びCompact with Africaの2つのポリシー・ペーパー案の発表を行い、「アフリカとの協力」タスクフォースのメンバーと積極的な議論を行いました。  

  T20キックオフ会合には、世界中の研究機関やシンクタンクから200名を超える参加者がありました。T20は、2012年のメキシコ議長国下で始まり、以降、G20開催国で毎年開催されています。2019年のG20は日本政府が議長国で、T20日本2019の活動は日本政府も支援しています。T20東京2019が政策提言を行うのは、(ア)2030アジェンダ,(イ)国際金融アーキテクチャー,(ウ)気候変動・環境,(エ)インフラ投資,(オ)アフリカとの協力,(カ)社会的一体性,(キ)デジタル時代の教育・仕事,(ク)貿易・投資,(ケ)中小企業政策,(コ)高齢化社会・移民の各テーマです。今回の会合では各タスクフォースで初めての議論が交わされました。  

  来年5月に東京で開催が予定されているT20本会合では、6月28~29日に大阪で開催されるG20に先立ち、最終的な提言が提出されることになっています。アフリカ開発銀行は、アフリカに関する知見を活かしてT20での議論において中心的な役割を果たしていく予定です。

 

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