アフリカ開発基金(ADF)
アフリカ開発基金(ADF)
アフリカ開発基金(ADF)は、アフリカ開発銀行(AfDB)グループの譲許的融資を行う機関です。1972年に設立され、1974年に業務を開始しました。ADFはアフリカ開発銀行が運営し、加盟国(ドナー国)および被支援国で構成されています。ADFの被支援国には、経済力が強化され、新興市場となりつつある国々が含まれていますが、脆弱で基本的なサービスの提供を行うために特別な支援を必要とするような国々も含まれています。ADFの被支援国の約半数はそのような脆弱国家であり、たった一つの内生的あるいは外生的ショックによって安定的な経済が不安定化するような状況に直面しています。
ADFは、プロジェクト及びプログラムに譲許的資金を提供し、調査及キャパシティ・ビルディングに技術支援を提供することにより、アフリカの後発開発途上国の貧困削減と経済・社会開発に貢献しています。ADFは3年毎に資金補充を行っています。
ADFの資金補充
アフリカ開発基金(ADF)の資金は、アフリカ開発銀行の内部資金及びドナー国からの出資金及び拠出金に加え、ADFが受け取るその他の資金で構成されています。1972年のADF設立後、1974年に第一次増資(ADF-1)が行われました。これまで15回の増資が実施され、2019年12月に合意された第15次増資(ADF-15)では約76億米ドル相当の資金補充が合意されています。
ADFの譲許的融資の対象となるアフリカ地域加盟国についてはこちらをご参照ください。