アフリカ開発銀行等はガーナCOCOBOD向けに2億ドルの貸付を実行しました


2020年6月23日、ガーナGhana Cocoa Board(COCOBOD)向けに2億ドルの貸付が実行されました。COCOBOD向けには、開発金融機関(アフリカ開発銀行、南部アフリカ開発銀行(Development Bank of Southern Africa)、国際協力機構(JICA)及びイタリア預託貸付公庫(Cassa Depositi e Prestiti Spa))及び民間金融機関(クレディ・スイス及び中国工商銀行)がシンジケート団を形成し、合計6億ドルの融資を行う予定です。

ガーナ政府主導により設立されたCOCOBODは、農家が生産するカカオ豆を買取り、品質確認をした上で、国内外に販売するなど、ガーナ国内のカカオ豆の生産・流通管理を行っています。本事業に寄せて、アフリカ開発銀行の農業・人間・社会開発担当ジェニファー・ブランケ副総裁は「ガーナやコートジボワールといったアフリカの国々は、カカオの世界流通量の4分の3を生産しています。本COCOBOD向け融資は、現地でのカカオ豆加工の質及び量の改善、農家及びコミュニティの収入増加、新規の就労機会を生み出すことを目的としています」と述べています。

本COCOBOD向け貸付実行は、昨年11月に南アフリカ共和国ヨハネスブルクにて開催されたアフリカ・インベストメント・フォーラムの際に調印された融資契約に基づくものです。

また、2019年に開催された第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、アフリカ開発銀行とJICAは共同で「アフリカの民間セクター開発のための共同イニシアチブ 第4フェーズ(EPSA4)」を発表しましたが、本融資はEPSA4のもとで実施される協調融資です。

プレスリリース原文(全文)は以下のリンク先をご参照ください。

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アフリカ・インベストメント・フォーラムについては、以下のリンク先をご参照ください。
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EPSAについては、以下のリンク先をご参照ください。
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