９月９日、アフリカ開発銀行理事会は、アフリカ連合（AU）による新型コロナ感染症（COVID-19）対応イニシアティブへの支援として2733万ドルの無償資金を供与することを承認しました。

この無償資金はCOVID-19と戦い、その影響を緩和することを目的として、アフリカ疾病予防管理センター（アフリカCDC）がアフリカ開発基金（ADF）の支援対象となる37カ国に技術支援及びキャパシティ・ビルディングを行うことを支援するものです。

2020年2月初頭の時点で、COVID-19の感染検査を行うことのできる施設はアフリカ大陸内ではわずか2か所（セネガル及び南アフリカ）しかありませんでした。アフリカCDCは各国政府、世界保健機構（WHO）及び開発機関等と協力し、現在では検査施設を44カ国に拡大しました。しかし、アフリカにおける検査能力は依然として低く、特にADF対象37カ国での検査実施数の合計は、アフリカ全体の検査実施総数のわずか40％を占めるにすぎません。

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