2020年版開発効果年次報告書の発表


ポイント
•  2,030万人(うち47%は女性)が農業の改良による恩恵を受けた
•  3,919kmの地方部・農村道路が改修または建設された

 

11月20日、アフリカ開発銀行は2020年版開発効果年次報告書(Annual Development Effectiveness Review)を発表しました。農産物加工イニシアティブから、エネルギー、運輸・交通、水・衛生分野にいたるまで、アフリカ開発銀行の革新的な投資が、アフリカ経済の潜在力を開放する道を切り開いたことを本報告書では示しています。

本報告書は、2019年のアフリカの経済発展における当行の貢献を分析しており、「アフリカ経済の強靭性の構築(Building resilient African economies)」をテーマとしています。

「私たちの目標は常に、最も助けを必要としている人々に価値ある投資を行うことによって、アフリカを変革させることにあります。私たちは人々に投資する銀行であり、人々が私たちのビジネスの中心にあります。アフリカの人々の生活の質の向上が私たちにとっての最も大きなリターンなのです」と、アフリカ開発銀行アデシナ総裁は述べています。

2019年の開発効果の一つとして、当行が支援する事業により2,030万人が改良された農業により恩恵を受けました。一例として、ウガンダで実施された当行が支援するコミュニティ向け農業インフラ改良プログラムでは、農産物加工イニシアティブにより農家の収入が増加し、マーケットへのアクセスも向上しました。本プログラムでは農村部240万世帯が恩恵を受けています。

その他に、アフリカ開発銀行の5つの優先分野High 5sの中では、291MWの新規発電容量(うち60%は再生可能エネルギー)の導入、及び46万8,000人への新規電力供給を支援しました。更に、民間企業への投資により100万人、より良い運輸・交通サービスが1,770万人に、改良された水・衛生へのアクセスは1,010万人に、それぞれ恩恵をもたらしました。

当行は道路、運輸、電力の連結性に官民双方から投資を呼び込むことで、アフリカの地域統合に常に主導的役割を果たしています。一例として、2019年には、ブルンジ、ルワンダ、東アフリカ共同体(エチオピア-ケニア間、及びケニア-タンザニア間)を結ぶ道路の新規建設または改修を支援しました。

本報告書はこちらからダウンロード可能です。

プレスリリース全文(原文)は以下のリンクをご参照ください。
● 英語

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