アフリカ開発基金(ADF)設立50周年「50 Voices; 50 Stories」シリーズの開始

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50年前、アフリカ開発基金(African Development Fund:ADF)は、「低所得で脆弱なアフリカ諸国の人々の生活において、経済と社会の発展を促進する」という基本原則のもとに設立されました。今日、アフリカ開発基金は、これらの国々の確固たるパートナーとして、アフリカ大陸の何百万人もの人々の生活に関与を続けています。

人間を第一に考えたアプローチが、ADFの優先事項の中核です。アフリカ開発銀行グループは、ADF設置50周年を迎えるにあたり、「50 Voices, 50 Stories」シリーズを立ち上げました。

このキャンペーンでは、現地の人々、政府関係者、開発パートナーからの声を取り上げ、開発支援が根付いたときに、現地社会、コミュニティ、人々がどのように成長・進展するのかを紹介します。

今月、ガーナのアクラで開催されるアフリカ開発銀行グループ年次総会において、ADFの祝賀をより広範に行います。

1972年の創設以来、ADFは、脆弱国家を含むアフリカの低所得国に対する譲許的な資金と技術支援の重要な供給源となっており、40カ国以上の国で、2,750件の事業に、450億ドルの投資を行ってきました。

過去5年間だけでも、1,550万人に電力を供給し、7,400万人に農業と食料安全保障を提供し、8,700kmの道路を建設または修復し、5,000万人が交通機関を利用できるようになり、4,200万人が安全な水と衛生設備にアクセスできるようになりました。

大きな危機に際しての存在感

ADFは、2008年から2009年にかけての世界金融危機、2014年の西アフリカにおけるエボラ出血熱の流行、そして頻繁に起こる過酷な干ばつ、洪水、その他の自然災害への対処のために、受益国を支援してきました。

COVID-19パンデミックに際して、ADFは、迅速かつ大規模な対応能力を発揮しました。業務の優先順位を変更し、COVID-19即応ファシリティを通じて、パンデミックの影響を緩和するために、迅速かつ焦点を絞ったプログラムを実施しました。

貧困と紛争の根本原因への対処として、ADFはアフリカ全域の紛争と脆弱性の原因を深く理解するために投資を行っており、現在では、そのポートフォリオにレジリエンス(強靭性)を目的として組み込んでいます。

ADFの受益国は、COVID-19、債務の増加、気候変動、そして最近ではウクライナにおける紛争に端を発した食料危機によってもたらされる最も破壊的な影響の矢面に立っています。アフリカ開発基金はこれらの国々の人々の生活に、根源的な役割を果たし続けていきます。

 

プレスリリース原文(英文)は、こちらをご覧ください。

アフリカ開発基金の詳細については、こちらをご覧ください。

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