「アフリカは、迅速な発展を実現するために、援助や無償資金の時代が終焉したことを認識し、アプローチを再構築する必要がある。」
2025/4/14

写真: 総裁アキンウミ・アデシナがナイジェリア国立オープン大学で卒業式の講演をする姿
アフリカ開発銀行(AfDB)の総裁アキンウミ・アデシナは、ナイジェリアの国立オープン大学(NOUN)での卒業式で、アフリカが援助依存から脱却し、自立した経済成長を追求する必要があると強調しました。彼は、今後の成長のためにアフリカ大陸内の自由貿易地域の完全実施を促し、自然資源の適切な評価が国のGDPを改善し、借入能力を拡大する重要性を述べました。
総裁アデシナは、アフリカが直面する課題を機会として捉え、資源の加工と価値追加を通じて競争力を高めるべきだと提言しました。また、若者教育や起業家精神への投資の重要性を訴え、デジタル経済に沿った質の高い教育が必要であると強調しました。
彼は、アフリカが自らの力で未来を切り開くべきであり、援助に頼るのではなく、強固なパートナーシップを築くことが重要だと述べました。総裁アデシナは、アフリカが貧困から脱却するためには、原材料の輸出を終え、付加価値のある製品の輸出へとシフトする必要があると警告しました。
卒業式では、総裁アデシナが名誉博士号を授与され、教育の重要性について語りました。
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