アフリカ・インベストメント・フォーラム:予想を超えた成功


11月7~9日、アフリカ開発銀行は、南ア・ヨハネスブルグにおいて、アフリカ初の取引中心のフォーラムである「アフリカ・インベストメント・フォーラム」を開催いたしました。このフォーラムには、アフリカ域内外の開発金融機関、機関投資家、政府系ファンド、民間企業等から1914人が参加しました。

 

3日間のフォーラム期間において、総額470億米ドルにのぼる様々な投資案件について議論され、計49案件で総額387億米ドルの投資意欲が確認されました。これらの投資プロジェクトは、インフラ、エネルギー、交通、工業、農業、ICT、通信、水衛生、ファンド・金融、保健、教育、サービス・観光、住宅、航空等様々なセクターに係るものです。ボードルームで合計169の商談が行われた他、期間中オープンスペースを利用して多くの個別商談が行われました。

また、アクラ・スカイ・トレイン・プロジェクトに係るガーナ・南ア間の覚書(26億米ドル)が、ガーナのナナ・アクフォ=アド大統領の臨席の下署名されたことに加え、キガリ・イノベーション・シティ・プロジェクトに係るAfrica50とルワンダ政府間の協力合意(4億米ドル)、キンシャサ・ブラザビルを結ぶ最初の鉄道・道路橋の建設計画に係る当行、Africa50、コンゴ民主共和国、コンゴ共和国間でのディール(8億米ドル)等の締結・署名が行われました。

このフォーラムには、アフリカ各国を代表して、南アのシリル・ラマポーザ大統領、エチオピアのサヘレウォルク・ゼウデ大統領、ギニアのアルファ・コンデ大統領、セネガルのマッキー・サル大統領、ガーナのナナ・アド・ダンクワ・アクフォ=アド大統領、ナイジェリアのイェミ・オシンバジョ副大統領、ルワンダのエドワード・ンギレンヘ首相、カメルーンのフィレモン・ヤン首相の他、モロッコ、コートジボワール、タンザニア、ニジェール、ガボンから閣僚級の参加がありました。

日本からも、林信光国際協力銀行代表取締役副総裁に参加頂き、8日に開催されたパネルセッションに、アデシナ当行総裁、スマ・チャクラバルティ欧州復興開発銀行総裁、アンブロワーズ・ファイヨル欧州投資銀行副総裁、金立群アジアインフラ投資銀行総裁、ベンダル・ハジャールイスラム開発銀行総裁、ベネディクト・オラマアフリカ輸出入銀行総裁、シディ・ウルド・ターハアフリカ経済開発アラブ銀行事務局長、シンティア・ロスリーインドネシア輸出入銀行総裁、セルジオ・ピメンタ国際金融公社副総裁とともに登壇頂きました。同セッションでは、アフリカに民間投資を呼び込む上で開発金融機関同士が協働していくことが重要である等の議論がなされました。

 

次回のアフリカ・インベストメント・フォーラムは2019年11月の開催を予定しています。

アフリカ・インベストメント・フォーラムHP(英語)

ページトップへ