【開催報告】Japan Africa Dream Scholarship(JADS)Programセミナー

 

2019年9月6日(金)、アフリカ開発銀行は、東京都内にて、Japan Africa Dream Scholarship(JADS)Programに関するセミナーを開催しました。

2017年に開始されたJADS Programは、アフリカの若者を対象に、日本の大学院で電力分野を中心とした修士課程教育を提供する留学プログラムです。本プログラムは、日本政府からの信託基金「開発政策・人材育成基金」(PHRDG:Policy and Human Resources Development Grant)を活用して実施されています。

JADS Programの詳細につきましては、以下ウェブサイト(英語)をご参照ください。
https://www.afdb.org/en/about-us/careers/japan-africa-dream-scholarship-jads-program

セミナー冒頭、花尻アフリカ開発銀行アジア代表事務所長からは、アフリカの若者の能力向上を通じアフリカの産業化を進める本プログラムの狙いについて説明がありました。また、本プログラムの特徴の一つである、日本とアフリカの大学間連携促進や、日本の民間セクターとのパートナーシップ強化などのユニークな取組についても言及がありました。

その後、当行の武居桂子首席教育アナリストから、本プログラムが当行の掲げるHigh 5sの一つ「生活の質の向上」のみでなく「アフリカの電化」「工業化」など他分野の達成に幅広く貢献することや、同じく当行のプログラムコーディネーターのエマニュエル・ムティシャ職員からは、JADSプログラムがターゲットとするアフリカの電力の現況及びその潜在可能性についての説明がありました(当日の発表資料はこちら)。

本JADSプログラムへ参加しているアフリカ諸国の留学生からは、本プログラムを通じて電力分野での日本の先端技術を身に着けることや、修了後を見据えて日本の民間企業とのパートナーシップを構築していきたい等、様々な抱負が表明されました。

また、JADSプログラムで留学生を受け入れている日本の大学からも、大学の国際化・多様化推進や、アフリカとのパートナーシップ強化のために、引き続き積極的にアフリカの留学生を受け入れていきたいという意欲的なコメントが寄せられました。

アフリカ開発銀行では本JADSプログラムをはじめ、様々な教育分野での事業を実施しており、今後もアフリカの若者へ日本への留学機会を提供していく予定です。

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