アフリカ開発銀行アデシナ総裁、TICAD7に参加
2019/9/5
8月28~30日、横浜で開催された第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に、アフリカ開発銀行からアデシナ総裁ほかが出席しました。
「官民ビジネス対話」の題名の下、TICAD史上初めて民間企業を公式なパートナーと位置付け、アフリカの官民と日本の官民が直接対話する歴史的な場となった全体会合3(8月29日開催)では、国際機関の代表としてアデシナ総裁が登壇しました。アデシナ総裁は、「アフリカはもはや開発支援対象として見るべきではない。投資先として見るべきだ」と述べ、アフリカへの積極的な投資を呼びかけるとともに、発足したばかりのアフリカビジネス協議会に対し今後への期待をにじませました。
ジェトロが開催したサイドイベント「日本・アフリカ ビジネスフォーラム」では閉会の挨拶を行い、当行が昨年から開催しているアフリカ・インベストメント・フォーラムの成果を強調し、更なる日本企業の参加を呼びかけました。
アデシナ総裁は、安倍総理大臣の出席を得て行われたササカワ・アフリカ財団主催TICAD公式サイドイベント「アフリカ農業と未来-若者の力と農業ビジネス-」で基調講演を行った他、STSフォーラム主催「日-アフリカ ワークショップ―科学技術とイノベーションによる連携の強化―」、アフリカ連合委員会、アフリカ開発銀行、国連世界食糧計画、外務省共催「日本企業とつくるアフリカの未来―デジタル時代の農村経済と持続可能な農業―」、IFC・アフリカ開発銀行・ジェトロ共催 「デジタル・アフリカ2030:デジタル技術がもたらすビジネス・チャンス」等で登壇し、当行の取組みについて発言を行いました。
アフリカ開発銀行は、TICAD期間中に、公式サイドイベント「Innovation towards Human Capital Development for Africa」を主催し、セネガルのマッキー・サル大統領、アンゴラのマリア・カンディダ・テイシェイラ教育大臣を初めとする多数の参加者を得ました。
アデシナ総裁は、滞在中に、麻生副総理、林国際協力銀行副総裁らと会談を行いました。
また、カレド・シェリフ副総裁(地域開発担当)、ジェニファー・ブランキ副総裁(農業・人的資源・社会開発担当)、セレスタン・モンガ副総裁(経済ガバナンス・ナレッジマネジメント)兼チーフエコノミスト、バジャブリレ・スワジ・ツァバララ副総裁(財務担当)ら多数の幹部が来日し、財務省主催G20アフリカとのコンパクト(Compact With Africa) セミナー、国土交通省主催第2回日・アフリカ官民インフラ会議、横浜市・JICA主催シンポジウム「女性と少女が変えるアフリカの未来」、JICA・NEPAD主催「イノベーションを通じたアフリカの社会・経済構造転換」、三井住友銀行主催「How to mobilise private sector investment for sustainable infrastructure development in Africa and the role of the financial sector」、赤十字国際委員会(ICRC)・早稲田大学主催公開セミナー 「世界をよくするビジネス ―アフリカにおける人道支援の課題と民間セクターへの期待」等様々なサイドイベントで登壇しました。
TICAD会場となったパシフィコ横浜内に2か所のブースを設け、アフリカ開発銀行の活動の広報や民間企業等とのビジネスミーティングも実施しました。