2020年アフリカ開発銀行グループ年次総会開会式


8月26日、第55回アフリカ開発銀行(AfDB)・第46回アフリカ開発基金(ADF)年次総会の開会式が、コートジボワールのアビジャンにて行われました。

今年の年次総会は、アフリカ開発銀行グループの総裁選出、並びに加盟国代表者による総務会開催が主な目的であり、新型コロナウイルスの感染拡大を受けバーチャル形式での開催となりました。当グループの81加盟国から財務大臣、中央銀行総裁等に加え、市民社会、国際機関、民間企業が参加しています。

開会式では、コートジボワールのアラサン・ウワタラ大統領が、パンデミック下における当行グループの迅速な対応とアフリカ域内加盟国への揺るぎない支援に対して感謝の意を表しました。また、困難な状況下における当行の活動及びアキンウミ・アデシナ総裁の指導力に賛辞を贈りました。

アフリカ開発銀行の試算によると、新型コロナウイルス感染症により2020年のアフリカのGDPは1731億ドル、2021年は2367億ドルそれぞれ縮小すると予測されています。ロックダウンをはじめとする厳しい封じ込め措置の影響により、ビジネスは大きな打撃を受け、既に何百万もの雇用が失われました。

感染流行の初期段階であった4月に、当行グループはアフリカ諸国向けの迅速な資金支援として、100億ドルにのぼるファシリティを立ち上げました。アデシナ総裁は、アフリカ全体が深刻な財政上の課題に直面する中で、域内加盟国のパンデミックとの戦いを支援し人々の命を守るために、「大胆に、かつ賢く」行動する必要性を述べました(※)。

本年次総会における総務会では、当行グループの54のアフリカ域内加盟国と27の域外加盟国の代表者により、パンデミック後に強靭性(レジリエンス)を高めることができるような対応策についても協議する予定です。

(※)アデシナ総裁によるメッセージ全文はこちら(英語仏語)。

 

プレスリリース原文(全文)は下記リンクをご参照ください。

● 英語

● 仏語

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