持続可能な開発目標への資金供給に関する合同報告書の発表


12月10日、アフリカ開発銀行他11の国際開発金融機関(MDBs)及び国際通貨基金(IMF)は、持続可能な開発目標(SDGs)への資金供給に関する初の共同報告書を発表しました。

COVID-19の感染拡大によりSDGsの進捗に逆風が吹く中、COVID-19の影響を緩和するために、MDBsは2020-21年の間に総額2,300億ドル規模の対応パッケージを発足させました。そのうち、750億ドルは2020年内に最貧国向けに拠出されます。

本報告書の中で各国・各機関のリーダーは、COVID-19の影響からの回復に向けた努力がSDGs達成に繋げるための機会と責任となることを認識しました。

本報告書では、SDGsに関する各機関のイニシアティブや、SDGsの17の目標達成のために「資金を調達し、知を創造し、キャパシティを構築する」ための取り組みに焦点を当てています。人々に力を与え、地球を守り、全ての人々に繁栄をもたらし、持続可能かつ質の高いインフラ開発を進めるSDGsの達成に向けて各機関がどのように資金貢献をしているのかに関する事例を取り上げています。

「この共同報告書にはSDGs達成に向けた進捗を加速させるためにアフリカ開発銀行が取り組む、包括的な関与や強いコミットメントが反映されています。アフリカの発展を加速させるために、私たちは今後とも世界と手を取り合っていきます」と、当行のアキンウミ・アデシナ総裁は述べています。

報告書では、アフリカ開発銀行の事例として、「アフリカ農業の変革のための科学技術」プログラム(Technologies for African Agricultural Transformation Program)が紹介されています。同プログラムは、2023年までに4,000万人のアフリカの農家を支援し、アフリカでの1億2,000万トンの食料を増産することを目指しています。

 

報告書全文は下記をご参照ください。
https://www.afdb.org/en/documents/financing-sustainable-development-goals-contributions-multilateral-development-banks

 

プレスリリース原文(全文)は下記をご参照ください。
● 英語

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