戸田敦子副総裁代行(農業、人材及び社会開発担当)の国際女性の日(3月8日)によせたインタビュー

 

国際女性の日、そして女性を祝う月を記念して、当行の戸田敦子 農業金融・地域開発局長に、これまでのキャリアの中で経験したジェンダー平等の進展、職場における女性リーダーとしての取り組みと仕事を始めたばかりの女性へのアドバイスについて考えをうかがいました。

 

1.国際女性の日はあなたにとってどのような意味がありますか?

職業人としても、個人としても、人生のあらゆる面で女性を祝う日です。私たちは毎日何気なく生活しています。その中で、女性が自分のしていることを誇りに思い、様々な状況で女性がどれほど重要であるかを認識し、女性による全ての貢献に価値を認めることを、女性たち自身が感じることのできる1日を過ごすことは素晴らしいことです。それは単に女性だけでなく、周囲の女性を支え敬意を払うことを誇りに思うジェンダーに敏感な男性にとっても重要な日です。

 

2.あなたのキャリアの中でジェンダー平等とエンパワーメントはどのような時に感じられましたか、そしてどのような課題が残っていますか?

これまでの私のキャリアの中で、ジェンダー平等が促進され、人々の理解が進み、男女双方により多くの機会が与えられ、会議や主要な問題についてよりインクルーシブな方法で意思決定が下されるようになってきたことを感じます。課題としては、あらゆるレベルの専門職の女性に対する敬意の欠如、ジュニアな地位にある女性に対する差別的な待遇、そして全ての職業人が尊厳をもって処遇されるようにする必要性があります。

 

3.アフリカ開発銀行におけるあなたの仕事は、アフリカ大陸全体の女性の機会をどのように前進させると思いますか?

アフリカ開発銀行では全てのプロジェクトの企画、実施、モニターに際してジェンダーの成果を取り入れ、ジェンダー問題を主流化しています。女性が生産者、起業家、労働者として平等に処遇されていることを確認し、女性に利益がもたらされるようにすることは、当行の投資による開発へのインパクトにとって重要です。女性を活用するだけで、プロジェクトは全く異なるレベルのインパクトとアウトリーチを与えることができます。

 

4. 職業に就いたばかりの若い女性に、どのようなアドバイスをしますか?

専門職としてのキャリアを築こうとしている若い女性たちには、組織内で信頼できる女性専門家のネットワークを作り、独自の非公式な連絡先グループを作り、信頼できる女性メンターを育成するよう薦めたいと思います。女性の職業人は固有の問題やキャリア選択に直面することがあるでしょう。選択肢について議論し合うことは常に自分自身による解決策を見つけるのに役立つはずです。

 

戸田局長のインタビュー原文はこちらのリンクをご参照ください。

 

※ 3月16日、戸田局長は農業、人材及び社会開発担当副総裁代行に指名されました。

戸田副総裁代行の指名及び略歴は下記をご参照ください。

● 英語

● 仏語

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