東部アフリカ及び北部アフリカ経済見通しの発表

アフリカ開発銀行はアフリカ経済見通し(African Economic Outlook)に加えて地域毎の経済見通しを発表しています。

 1028日に発表した東部アフリカの最新の経済見通し(East Africa Economic Outlook 2021では、13カ国(ブルンジ、コモロ、ジブチ、エリトリア、エチオピア、ケニア、ルワンダ、セイシェル、ソマリア、南スーダン、スーダン、タンザニア、ウガンダ)の社会経済的な状況を分析しています。

 報告書によれば、東部地域の経済成長率は、2020年のプラス0.4%から、2021年には4.1%に回復し、2022年には4.9%になると予測されています。東部アフリカでは、サービス業主導経済への移行が進んでいる一方で、一部の国では工業化の後退が見られます。

プレスリリース全文(原文)はこちらをご覧ください。

東部アフリカ経済見通し(英語)は、こちらをご覧ください。

 11月3日に発表した北部アフリカの最新の経済見通し(North Africa Economic Outlook 2021では、6カ国(アルジェリア、エジプト、リビア、モーリタニア、モロッコ、チュニジア)の最新の社会経済的な状況を分析しています。

 北部アフリカ経済は、COVID-19パンデミック、原油価格の大幅下落、観光業の急激な落ち込みという3つのショックに見舞われました。北部地域の主要な貿易相手国である欧州経済が急激に縮小したことにより、北部地域の経済成長も影響を受けました。

北部地域の2020年の実質GDP成長率はマイナス1.1%となり、2019年に比べて5.1パーセント・ポイント低下しました。しかし、各国政府がパンデミックの影響を軽減するために迅速に介入したことで、マイナス幅は予測よりも小さくなりました。エジプトは2020年に、世界でも数少ないプラス成長を達成することができました。

 北部アフリカ経済見通し(英語)は、こちらをご覧ください。

 

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