タンザニアの運輸交通及び水・衛生分野における国際協力機構(JICA)との協調融資

2005年に日本政府と当行とのパートナーシップの下で「アフリカの民間セクター開発のための共同イニシアティブ(EPSA: Enhanced Private Sector Assistance for Africa)」が発足しました。2019年の第7回アフリカ開発会議(TICAD7)では、第4次EPSAとして日本とAfDBの共同で3年間(2020-2022)35億米ドルのアフリカ向け資金協力を行うことが発表されています。

EPSAのコンポーネントの一つに、当行と国際協力機構(JICA)によるソブリン向け協調融資ファシリティー「アフリカ向け協調融資促進ファシリティ(ACFA: Accelerated Co-Financing Facility for Africa)」があります。このACFAの枠組みにて、2022年2月4日、タンザニア政府とJICAとの間で運輸交通及び水・衛生分野における2事業、総額351億7,400万円を限度とする円借款貸付契約(Loan Agreement)が調印されました。なお、当行融資分の借款契約は締結済みであり、事業も完了しています。

運輸交通分野における当該の協調融資事業では、タンザニア北部アルーシャ州中心に橋梁の建設と道路の建設・改修等を行います。タンザニア国内における道路網の改善のみならず、東アフリカ諸国の地域統合に寄与するものであり、当行が掲げる最優先分野であるHigh 5sの一つ「地域統合」に沿うものです。また、水・衛生分野における当該の協調融資はザンジバル都市給水改善に貢献するものであり、安全かつ安定的な給水サービスの普及は当行が掲げるHigh 5sの一つ「生活の質向上」に合致します。

当行及びJICAがそれぞれ融資する事業の詳細につきましては、以下リンク先をご参照ください。

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