アフリカ開発基金、アフリカの低所得国向けに89億ドルを動員、50年の歴史で最高額


12月5~6日、モロッコのタンジールにおいて、アフリカ開発基金(ADF)第16次資金補充プレッジ会合が行われました。ADFの開発パートナーは、1年にわたる厳しい交渉と困難な世界経済の見通しを経て、2023年から2025年の3年間で、総額89億ドルの融資パッケージにコミットすることに合意しました。これは、ADFの歴史上、最大の資金補充となります。ADFはアフリカ開発銀行グループの譲許的資金窓口であり、アフリカ大陸の低所得国に無償資金及びソフトローンを提供しています。

ADF⁻16の総額89億ドルの増資パッケージは、中核となる85億ドルのADF資金と、新たに創設された気候変動対策枠向けの4億2900万ドルから構成されます。

これによりADF-16の中核的資金は、ADF-15の74億ドルから14.24%増加したことになります。これは、COVID-19のパンデミックからの復興、気候変動の影響、脆弱性、債務、経済の脆弱性等を含むアフリカ大陸の開発ニーズに取り組むにあたり、ADFの力強い関与とその影響力を示すものです。

アルジェリアとモロッコは、今回が初めてのADFへの貢献となり、アンゴラ、エジプト、南アフリカと共に、アフリカ諸国自身による貢献国に加わりました。

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