TICAD9:アフリカ開発銀行とエアロセンス株式会社、アフリカにおけるドローン技術協力推進に向け意向表明書を締結
2025/8/26
アフリカ開発銀行(AfDB)とエアロセンス株式会社は、アフリカにおけるドローン技術の協力とプロジェクト推進に向け、意向表明書(LOI:Letter of Intent)を締結しました。エアロセンス株式会社は、日本を代表するドローン製造企業です。
署名は、2025年8月21日、横浜で開催された第9回アフリカ開発会議(TICAD9)の機会に行われ、アフリカ開発銀行のソロモン・クエノー副総裁(民間部門・インフラ・工業化担当)と、エアロセンス株式会社の佐部浩太郎代表取締役社長が署名しました。
本意向表明書は、両者の相互協力、支援、情報・知識の共有に関する関係を正式に位置づけるものであり、特にアフリカにおける持続可能なインフラ・ソリューションの推進に関して、協調融資や事業機会の検討、両者の適切な連携を進めていくことを目的としています。
エアロセンス社のドローンソリューションは、2025年6月にアフリカ開発銀行の「アフリカ持続可能道路維持プログラム(SRMPA)」の公募を通じて採択されました。
今回の意向表明書に基づき、アフリカ開発銀行は、公共部門との調整や啓発活動の実施、現地パートナーへの能力強化支援、さらにはドローンソリューション導入に関連するプロジェクトへのデット(および/またはエクイティ)による資金支援の可能性を検討します。
一方、エアロセンス社は、対象アフリカ市場における需要調査、現地の地理的条件を考慮した技術的実現可能性調査を行い、その結果に基づいて導入機会の可能性を探ります。
「本プログラムは、アフリカが直面する拡大するインフラ課題に対する大胆な取り組みです。エアロセンスとの協力を通じて、効率的な道路管理を推進するだけでなく、防災、河川・洪水管理、農業センシング、医療機器の輸送など、他のユニークなソリューションも検討していきます。」とクエノー副総裁は述べました。
佐部社長は次のように述べています。
「日本の技術を通じてアフリカの人々の生活の質向上に貢献できることを大変光栄に思います。アフリカ開発銀行と協力し、より良い未来を具体的に共に築いていけることを楽しみにしています。」
エアロセンス株式会社について
2015年設立。「ドローン技術で変革をもたらし、社会に貢献する」をミッションに、測量、点検、監視、物流分野において独自のハードウェア・ソフトウェアを開発しています。ハードウェア設計からクラウドデータ解析まで自社内の開発体制を活用し、現場の人々がボタン一つで簡単に作業を進められる「One push solution」を提供しています。
公式サイト: Aerosense Inc.
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