アフリカの経済とトレンド

 

2020年及び2021年の経済状況

アフリカの経済成長見通し

 
 

COVID-19 の流行が短期間で収束し、各国がロックダウンをはじめとする厳しい封じ込め措置を 7 月までに解除することができれば、2020 年のアフリカの実質GDP は 1.7% の縮小に留まるとみられます。しかし、これらの措置が 2020 年上期以降も継続される場合、2020 年の GDP は 3.4% の縮小になる可能性があります。2020-21 年の累積では、GDP 損失額は 1731 億ドルから 2370億ドルに達する可能性があります。


雇用喪失

GDP が 1.7% 縮小した場合、2020 年に 2460 万の雇用が失われると予測されており、3.4% 縮小した場合には最大で 3000 万の雇用が失われる可能性があります。最も大きな打撃を受けるのは、雇用者の半分近くを占めるインフォーマルセクターの労働者になるでしょう。

貧困人口

アフリカにおいて極度の貧困状態にある人々の数は、COVID-19 が流行しなかった場合、2020 年に 4 億 2520 万人に達するとみられていましたが、COVID-19 のためGDP が 1.7% 縮小した場合、さらに2800 万人、3.4% 縮小した場合にはさらに 3750 万人増加するとみられます。2021 年は、GDP 成長率が人口増加率を下回り続けるため、それぞれのケースで貧困人口はさらに 3400 万人および 4920 万人増加する見込みです。

影響を受ける国

最も影響が大きいのは、医療システムが脆弱な国、観光、国際貿易、コモディティ輸出に大きく依存している国、債務負担が大きく不安定な国際資金の流れに大きく依存している国です。このパンデミックが社会経済に与える全体的な影響は、依然として不透明です。それは、解明が進められているこのウイルスの疫学、需要と供給に対するその影響の程度、公共政策の対応の有効性、人々の行動変化の持続性に左右されます。

政策の選択肢

COVID-19 の流行は世界的な規模で影響を与えているため、政府とその開発パートナーは、調整され、対象が絞られた、迅速な対応をとってその影響を抑えなければなりません。アフリカ全体において、順序立った多面的な対応を取る必要があります。これには、ウイルスの蔓延を抑え、死亡者を最小限に抑えるための公衆衛生上の対応、流動性の制約とソルベンシー・リスクを緩和するための金融政策上の対応、パンデミックが生活と企業に及ぼす経済的影響を緩和するための財政上の対応、労働者とその雇用を保護するための労働市場政策、アフリカ経済を再建し、将来のショックに備えて強靭性を再構築、強化できるようにするための構造的政策が関わってきます。

 

2020年及び2021年の経済見見通しの詳細については下記資料をご参照ください。

● 2020年版アフリカ経済見通し補足文書ハイライト(日本語)
● 2020年版アフリカ経済見通し補足文書ハイライト(中国語)   
● 2020年版アフリカ経済見通し補足文書ハイライト(韓国語)
● 2020年版アフリカ経済見通し補足文書(英語)
● 2020年版アフリカ経済見通し補足文書(仏語)
● 
アフリカ経済見通し補足資料に関する講演資料(9月14日実施)

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