アフリカ開発銀行アデシナ総裁 の再選
2020/8/31
8月27日、アフリカ開発銀行グループの総裁選挙が実施され、アキンウミ・アデシナ総裁が再選を果たしました。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、バーチャル形式での開催となった年次総会において総裁選挙が行われ、当行グループの54のアフリカ域内加盟国と27の域外加盟国の代表全員が、アデシナ総裁に信任票を投じました。
著名な開発経済学者でありナイジェリアの農業大臣も務めたアデシナ総裁は、2015年5月に第8代総裁に就任して以来、1期目の任期を通じて当行グループの改革とアフリカ開発の加速に尽力してきました。再選を受け、本年9月1日から2期目の任期に臨みます(任期5年)。
アデシナ総裁は、1期目の任期において、「アフリカの電化」、「食料増産」、「工業化」、「地域統合」、「人々の生活の質の向上」を5つの最優先分野とする「High 5s(ハイファイブズ)」に重点おいてきました。
また、アデシナ総裁のリーダーシップの下、当行グループは新型コロナ感染症(COVID-19)感染拡大下におけるアフリカ諸国向けの資金援助として、100億ドルにのぼるファシリティを立ち上げました。また、30億ドルのCOVID-19と戦うソーシャル・ボンドを起債しました。これは国際資本市場において発行された最大のドル建てソーシャル・ボンドとなりました。
再選に際しアデシナ総裁は、「総裁再選を承認してくださった加盟国代表者からの厚い信頼、力強い信任、そしてご支援に深く感謝します。引き続き、アフリカ及び当行グループへの無私の奉仕に熱意をもって専念します。将来、より発展したアフリカ、より力強く強靭なアフリカ開発銀行グループが到来するでしょう。過去5年間の確固たる成功の礎の上に、より効果的かつインパクトを与えることができるよう、更に当機関を強化してまいります」と述べました。
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