「アフリカ大陸への投資会議:アジェンダ2063達成のためのグリーン&ブルーエコノミー分野におけるSDGs投資機会」のご案内(9月6日)

 

この度、アフリカ開発銀行(AfDB)は、国連開発計画 (UNDP)と共催で、公式TICAD8サイドイベントとして「アフリカ大陸への投資会議:アジェンダ2063達成のためのグリーン&ブルーエコノミー分野におけるSDGs投資機会」と題したWEBセミナーを9月6日(火)に開催いたします。

8月28日に閉幕したTICAD8では、岸田首相より、今後3年間で官民総額300億ドル規模の資金投入を通して、アフリカの更なる発展の実現を支援していく旨の表明がありました。日本政府とAfDBは、このうち最大50億ドルについて、2023-2025年を対象とする「アフリカの民間セクター開発のための共同イニシアティブ」第5フェーズ(EPSA5)への資金協力を行うことを発表し、今後の日本政府・JICAとAfDBの一層の連携を企図しています。

持続可能な開発目標(SDGs)の資金調達には、グローバルな金融システムや、金融の流れや取引を所有、管理、規制する主体の構造的変革が必要となります。SDGsの資金調達は、効果的なガバナンスと根本的に関連しており、経済、社会、政治、環境の各分野における官民のアクターの関わり方を変えていく必要があります。AfDBは2015年に、High 5s(ハイ・ファイブズ)として5つの最優先取り組み分野(①アフリカ電化、②食料増産、③工業化、④地域統合、⑤生活の質の向上)を掲げ、これらの分野に注力することで、アフリカにおける投資を通じて、包括的な成長とグリーン成長支援を促進しています。High 5sへの取り組みを通して、AFDBはSDGsの90%近くの達成を目指しており、これらのイ二シャティブを通じて、アジェンダ2063へも本質的に対応しています。

他方、UNDPは、パブリックファイナンスと民間セクターの開発、さらに最近ではSDGsのための民間資本の解放に取り組んできた長い実績を持ち、国連システムの中でもSDGsのための資金調達を推進するのに適した立場にあると言えます。UNDPは、パブリックファイナンス、民間セクターの関与、開発、金融分野の課題に取り組むよう、パートナーから強い期待が寄せられていることを実感しています。企業はSDGsとの戦略的提携に関するUNDPのアドバイザリーサービスを増々求めるようになっています。

SDGsの実現機会についてのガイダンス、ビジネスやインパクトデータについてのインサイトを求める民間投資家への具体的提案として、UNDPは、開発ニーズを具体的な投資機会に変換するマーケットインテリジェンスツールとしてSDG投資家マップを開発しました。このマップは、SDG投資プロジェクトのパイプラインの構築、SDG投資のための公的・民間資本へのアクセス、インパクト管理、SDG投資のための政策環境支援の基盤であり入口となるものです。

今年11月にはエジプトにて、国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)が開催されます。気候変動に対応するイノベーションやクリーン技術、水資源や農業等が重要な分野になると見込まれ、グリーン&ブルーエコノミーへの投資促進が求められます。

このような背景から、AfDBとUNDPは、アフリカ大陸におけるグリーン&ブルーエコノミーへの投資機会を紹介するとともに、地域統合を促進する可能性を含め、アフリカ全域でSDGs投資機会の実現に貢献する意志のある国内外の投資家との対話を目的に、アフリカ大陸投資会議を共催いたします。

 

 

日時: 2022年9月6日(火)

20:00~21:40(日本時間)

11:00~12:40(コートジボワール時間)/11:00~12:40(協定世界時) 

場所:オンライン

主催:アフリカ開発銀行(AfDB)、国連開発計画(UNDP)

使用言語:日本語、英語、仏語、アラビア語、ポルトガル語 (通訳あり)

 

参加登録: こちらのWEBセミナー参加登録フォームよりお申込みください。

*登録後、イベント用のリンクが、ご登録頂いたメールアドレスに送付されます。

 

ご不明な点がございましたら、下記までご連絡下さい。

 

アフリカ開発銀行 アジア代表事務所(担当:木下・早川)

〒100-6024 

東京都千代田区霞が関3丁目2番5号 霞が関ビルディング24階(No.2408)

TEL     :(03)4589-8721(オフィス)

木下     :n.kinoshita@afdb.org

早川     :r.hayakawa@afdb.org

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