【地域別経済見通し】西部アフリカ経済見通し2023年版 (West Africa Economic Outlook 2023)

アフリカ開発銀行(AfDB)は、毎年発行している地域別経済見通し「西部アフリカ経済見通し2023年」を発表し、2022年の西部アフリカの15ヶ国のうち、カーボベルデ、ガンビア、ギニア、マリ、ニジェールを除いた国は経済成長が鈍化したため、西部アフリカのGDP成長率は2021年の4.4%から2022年は3.8%へと低下しました。これは、COVID-19パンデミックの影響、ロシアによるウクライナ侵攻に伴う食糧、燃料、肥料価格の高騰によるインフレ、世界の金融引き締めなどの影響によりリスク回避の動きが強まり成長が鈍化しました。しかしながら、西部アフリカの成長率の見通しは、2023年には3.9%、2024年には4.2%に上昇すると予測されています。

西部アフリカ経済見通し2023年によると、西部アフリカはグリーン成長を達成する多大な可能性を秘めており、グリーン工業化は最も明白な道筋であると述べており、他方、西部アフリカのギニアビサウ、マリ、リベリア、ニジェールの4カ国が世界的な気候変動と環境リスクの観点から最も脆弱な10カ国にランクインしており、気候変動とグリーン成長のための民間セクターからのファイナンスを呼び込むために、西部アフリカは革新的な金融商品とメカニズムを開発する必要があるとしています。

 

「西部アフリカ経済見通し2023年」全文(英語)はこちら  

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