【地域別経済見通し】東部アフリカ経済見通し2023年版 (East Africa Economic Outlook 2023)

アフリカ開発銀行(AfDB)は、毎年発行している地域別経済見通し「東部アフリカ経済見通し2023年」を発表し、東部アフリカのGDP成長率は2023年は5.1%、2024年には5.8%へと加速し、アフリカ大陸内で最も高い成長率を達成すると予想されており、主にルワンダ、ウガンダ、エチオピア、ケニア、ジブチ及びタンザニアが東部アフリカ地域の成長を牽引します。

東部アフリカのGDP成長率は、サービス産業が2.0ポイントと、2022年の経済成長の半分を占めています。 東部アフリカの自然や文化は海外からの観光客を惹きつけ、ホテル、外食産業、娯楽といったサービス産業に対する需要を生み出しています。

他方、東部アフリカの好調な経済見通しに悪影響を及ぼす可能性のある対外的・地域的なリスク要因として、世界経済の低迷、原材料価格の上昇、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化、世界的な金融引き締めによる為替レートの下落などが挙げられています。

また、AfDBの東部アフリカ担当チーフ・エコノミストであるネンナ・ヌワブフォ氏は、「2020年、東部アフリカ地域の気候変動対策の資金ニーズの672億米ドルのうち、わずか11%しか満たされておらず、東部アフリカは気候変動とグリーン成長のための大きな資金ギャップに直面している」とし、「気候変動対策への資金の少なくとも50%は民間セクターから動員しなければならないことは明らかである」と述べています。

 

「東部アフリカ経済見通し2023年」全文(英語)はこちら 

プレスリリース原文(英語)はこちら 

ページトップへ