モザンビーク:アフリカ開発銀行、コーラル・ノース浮体式LNGプロジェクトに1億5,000万米ドルの融資を承認

African Development Bank HQ

アフリカ開発銀行(AfDB)の理事会は1月14日、モザンビーク沖で実施される変革的なエネルギーインフラ事業である「コーラル・ノース浮体式天然ガス液化設備(FLNG:Floating LNG)プロジェクト」の開発を支援するため、1億5,000万米ドルのシニアローンを承認しました。

2022年に操業を開始したコーラル・サウスFLNGの成功を基盤として、コーラル・ノースFLNGプロジェクトでは、モザンビーク北部カーボ・デルガド州沖合約55キロメートルの海域において、年間355万トンの生産能力を有する浮体式天然ガス液化設備の開発、建設、運営が行われます。

本プロジェクトは、LNG分野で豊富な専門性を有する世界的エネルギー企業であるエニ(Eni S.p.A.)が主導し、総事業費は70億米ドル超と見込まれています。アフリカ開発銀行グループに加え、他の開発金融機関、輸出信用機関、民間金融機関が資金提供を行う予定です。コーラル・ノースは、プロジェクト期間全体で200億米ドルを超える財政収入を生み出すと推計されています。また、モザンビーク経済を大きく押し上げるとともに、建設および操業段階において、多数の短期および長期の雇用機会を創出する見込みです。

本プロジェクトでは、LNG生産量の一部を、クリーン・クッキングへのアクセス拡大、国内産業の発展、南部アフリカ開発共同体(SADC)地域へのガス輸出、ならびにガス火力発電(gas-to-power)プロジェクトの開発に充当することが約束されており、これにより地域のエネルギー安全保障と強靱性の向上が期待されています。

さらに本プロジェクトは、世界的に高まるLNG需要に対するアフリカの貢献と恩恵を拡大するとともに、SADCのエネルギー市場における主要プレーヤーとしてのモザンビークの地位を強化します。

コーラル・ノースFLNGは、アフリカのエネルギー転換における画期的なプロジェクトです。これまでのモザンビークにおけるLNG投資を基盤として、同国を世界的なLNG供給国としてさらに位置付けると同時に、雇用創出、財政収入の増加、エネルギー安全保障の強化など、重要な社会経済的便益をもたらします。本支援は、大陸全体におけるエネルギー安全保障、気候変動に強靱なインフラ、そして持続可能な工業化へのコミットメントを示すものです。

本プロジェクトには、EPCのコンソーシアムの一員として、日揮グローバル株式会社(JGC Corporation)がFLNGトップサイドの設計・調達・管理を、韓国サムスン重工業(Samsung Heavy Industries Co., Ltd.)がFLNG船体建造および一部トップサイド製作を担い、両社はコーラル・サウスで培った技術を活かしコーラル・ノースの高い安全性と品質基準を支える主要パートナーとして参画しています。

 

プレスリリース原文はこちら(英語) 

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