アフリカ開発銀行、国連開発計画およびパートナー、2026年ナイロビAIフォーラムにおいて「AI 10ビリオン・イニシアティブ」を発表

African Development Bank, UNDP and partners launch the AI 10 Billion Initiative during 2026 Nairobi AI Forum

アフリカ開発銀行グループと国連開発計画(UNDP)は、アフリカ全域における責任ある人工知能(AI)の導入促進および包摂的なデジタル経済成長の加速を目的とする大陸規模の取り組み「AI 10ビリオン・イニシアティブ(AI 10 Billion Initiative)」を立ち上げました。

本発表は、2026年2月9日から10日にかけてケニアで開催されたナイロビAIフォーラム2026の場で行われました。同フォーラムには、各国政府、民間セクターのリーダー、開発パートナー、テクノロジー分野のイノベーターが参加し、実効性のあるAI導入に向けた道筋について議論が行われました。

AI 10ビリオン・イニシアティブは、アフリカ開発銀行グループ、UNDPおよび民間パートナーによる共同設計のパートナーシップであり、2035年までに最大100億ドルの資金動員を目指します。これらの資金は、AI基盤の構築と広範な導入を促進するための重点投資に充てられ、起業支援、地域データ基盤の整備、政策枠組みの構築、スキル開発などを通じて、2035年までに最大4,000万人の新規雇用創出を目指します。本メカニズムは、信頼に基づくAI導入、地域内付加価値の創出、能力強化、持続可能な開発への貢献を重視した同フォーラムの主要テーマに直接応えるものです。

本イニシアティブは、2025年6月に同行が発表した報告書『Africa’s AI Productivity Gain: Pathways to Labour Efficiency, Economic Growth and Inclusive Transformation』に基づいています。同報告書は、「データ」「計算資源(コンピュート)」「スキル」「信頼」「資本」という相互に関連する5つの推進要因の活性化を軸とする、AI導入準備に向けた3段階のロードマップを提示しています。この枠組みは、相互運用可能なデータ・エコシステム、倫理的なAIガバナンス、投資動員、人材の高度化の必要性を強調したナイロビAIフォーラムでの議論とも整合しています。今後の投資は、エクイティ投資およびレジリエンスを考慮した債務ファイナンスを通じて概念実証プロジェクトを支援し、アフリカをAIイノベーションと包摂的機会の拠点として確立することを目指します。

本発表は、イタリア政府、ケニア政府、欧州連合、UNDPおよびアフリカ開発銀行グループの代表者が参加するハイレベル・パネルにおいて行われました。

同行のICTオペレーション部門マネージャーであるニコラス・ウィリアムズ氏は、次のように述べました。「主要な国際開発金融機関として、当行はその比較優位を活かし、アフリカがAI時代に取り残されることのないよう取り組んでいます。AI 10ビリオン・イニシアティブは、パートナーシップの拡大と持続的投資の促進を通じて、AI起業の加速、データおよびインフラ・エコシステムの強化、大陸全体における包摂的成長の推進への道を切り開くものです。」

UNDPケニア常駐代表のジャン・リュック・スタロン氏は、雇用創出と地域社会の生活向上を目的とした民間主導型AIパートナーシップの再構築と具体化におけるUNDPの中核的役割を強調しました。

AI 10ビリオン・イニシアティブは、アフリカにおけるAIアジェンダ推進に向けた同行の取り組みを次の段階へと進めるものです。イノベーションの促進、若者および女性の雇用創出、さらには2035年までに推計1兆ドルのGDP押し上げ効果の実現を目指します。今後10か月間、同行は各国政府、民間セクター、開発パートナーとの対話を進めるロードショーを展開し、新たなパートナーシップの構築を図ります。

 

プレスリリース原文はこちら(英語) 

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