アフリカ開発銀行グループ、アフリカにおけるリスク保険能力拡大のため、アフリカ貿易・投資開発保険機関(ATIDI)に1億2,500万ドルを出資

アフリカ開発銀行グループ、対内直接投資および域内貿易を支援するためATIDIの持分を追加取得

 

アフリカ開発銀行グループ(AfDB)の理事会は5月22日、アフリカにおける貿易・投資リスク軽減商品の需要拡大に対応するため、アフリカ貿易・投資開発保険機関(ATIDI)への1億2,500万ドルのエクイティ投資を承認しました。

本投資は、ATIDIの資本基盤を強化し、対内直接投資および域内貿易を支援する政治リスク保険および信用保険商品の拡充を目的としています。

ATIDI(正式名称:African Trade and Investment Development Insurance)は、アフリカ加盟国で事業を展開する企業や投資家に対し、貿易保険、信用保険、および政治リスク保険を提供しています。これらの商品は、アフリカ大陸における貿易および投資に伴う商業リスクおよび政治リスクの軽減を目的としています。

アフリカ開発銀行グループの民間セクター・インフラ・産業化担当副総裁であるソロモン・クウェノー氏は、次のように述べています。
「今回の投資は、民間セクター主導の解決策を促進し、アフリカ向け資金供給を拡大するという当行の10年戦略(2024~2033年)に合致するものです。また、地域加盟国における投資およびプロジェクトの資金調達支援を目的とする民間セクター業務方針にも完全に整合しており、さらに、アフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)の目標である域内貿易の拡大にも資するものです。」

ATIDIのCEOであるマヌエル・モーゼス氏は次のように述べています。
「今回のエクイティ投資は、ATIDIとアフリカ開発銀行グループとの模範的なパートナーシップにおける新たなマイルストーンです。同行は2013年にATIDIのメンバーとなって以降、当機関と協力し、ATIDIの地理的展開やアフリカ各国政府へのサービス提供を拡大し、同行のポートフォリオの一部のリスクを低減するとともに、大陸全体における主要な開発プロジェクトを実現してきました。AfDBとの連携をさらに強化することで、アフリカの新たな開発金融アーキテクチャ(NAFAD)を支援し、貿易と投資を持続的な経済成長の原動力となる規模で促進していきたいと考えています。今後のさらなる発展に期待しています。」

ATIDIについて

アフリカ貿易・投資開発保険機関(ATIDI)は、複数のアフリカ諸国間の条約に基づき2001年に設立された多国間機関であり、世界銀行グループの技術的・財政的支援を受けています。アフリカ開発銀行グループは2013年に加盟し、現在も戦略的パートナーとなっています。

2026年5月時点で、ATIDIの株主はアフリカ諸国および機関投資家を含む38者に及びます。本部はナイロビにあり、ベナン、コートジボワール、タンザニア、ウガンダ、ザンビアに代表事務所を有しています。設立以来、ATIDIは930億ドル相当の対アフリカ投資および域内貿易を支援してきました。また、その高まる影響力が評価され、2025年のBanker Awardsにおいて「開発金融機関・年間最優秀賞」を受賞しました。

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